Terminal

ずっと時間が止まっていた。

 

 

永遠に来るなと思っていた7月15日が来てしまう。絶対に逃れることが出来ない出口からどうにか逃れることは出来ないのか。そうずっと思っていた。これは悪い夢で、いつまでも7人がアホなことで笑っている世界線があるはずだとずっと思っていた。

 

 

あの発表と会見から変わらず彼らはいつも通りアホなことして、笑っていた。彼を真ん中に置いて。ああ、笑ってる。この人がおらんくなるなんて嘘。その時は刻一刻と迫ってきていたはずなのに、どのレギュラー番組も彼のラジオもずっと普通だった。だから私は思い込めた。これは嘘だと。彼が関ジャニ∞でなくなる気配など全然感じなかった。

 

 

でもやはり6月の終わりから"その時"を目の前に突きつけられるようになった。彼のラジオが次の週だと告げられてからこの7月14日までは一瞬だった。

 

ラジオではなるべくたくさんメールを読んで、楽しそうに笑い、こいつあほやーと言いながらグフッとわらういつものすばるくん。いつ死んでいいように生きてると言いきったあなただから、この選択をしたんだと改めて思った。関ジャニ∞渋谷すばるでした。と言うあなたの声が好きでした。最後まで6人の関ジャニ∞をよろしくお願いしますと言っていた。涙が溢れて止まらなかった。4月15日から止めていた時が動き始めた気がした。少しずつ向き合い、受け入れる覚悟を決めた。

 

 

ペコジャニで「何かを思うとどうにかなってしまいそう」と言ったすばるくんはずるかった。乾杯を噛み締め、何かを我慢するように聴くあなたをずるいと思った。そんな表情、そんな言葉を言うなら行くのやめたらいいのに。そんなふうに思ってしまう自分が嫌だった。ヨコヒナが部屋に入ってきた時の安心した顔。これからこのふたりは隣にはいなくなるよ?そう思った自分を本当に不甲斐なく情けなく思った。

 

 

楽しそうにジャニ勉を振り返って、へびおじさんで閉めるまで、やっぱり彼らはいつも通りだった。横山さんは観覧車に乗って、「泣いてごめんな」と言った。これがこの2人のすべてなんやと思った。会見では「泣いてません」と言っていたけど、本人を前にすると応援したい気持ちがあるから、自分がそれを妨げてしまったんじゃないかと、友達を、親友を大切に思うが故の言葉だったんだろうな。ここでも最後に言ったのは関ジャニ∞をよろしくということだった。

 

 

Mステはダメだった。がむしゃらで珍しい横山さんとの2ショットを見たり、口に紙吹雪が入ったところを抜かれる村上くん。前半は楽しく見ていたのに。いつも通りの仲良しな彼らを笑って見れていたのに。そばを「静かに食われへん!?」と言ってしまったことを謝りたかった亮ちゃん。本人も言われるまで覚えていなかったような、「今言う!?」と言われてしまうような小さなエピソードをあんな所で言う彼に、なんだか胸が詰まった。そんな小さなエピソードを申し訳ないと思いながら大切にしていた亮ちゃんに、私はなんだか辛くなった。

 

CMがあけて、映ったすばるくんに私は息を飲んだ。なんで。なんで、なんでなんで。今にも泣きそうな、零れてしまいそうな、苦しそうで辛そうな顔をしているのか。少しも目をそらさず見届けなければならないと思った。赤いライトを浴びながら関ジャニ∞の名前を背負いながら、7人の真ん中で荒々しく、そして大切にNOROSHIを歌っている彼を美しいと思った。やはり、センターは、赤色は彼にしか似合わないと思った。

 

 

クロニクルのHeavenly Psychoは油断していた。予告でそんな素振り全く見せていなかったのに。それまで笑ってアホやなぁと見ていたのに。亮ちゃんが司令ボールを受け取った瞬間の顔の変化、司令を聞いた瞬間のピリついた雰囲気。Heavenly Psychoを歌いたいと言ったすばるくん。雑誌に書いてあった丸ちゃんと横山さんの様子。みんなのなんとも表現出来ない表情。やっぱり泣いた。涙腺が馬鹿になっている。ずるい。こんなにみんなが、お互い大切に思いあっているのが伝わってくるのに。この曲のタイトルの意味は「最強の精神」らしい。どこまでドラマチックなんだ。

 

 

Music dayのオモイダマは感動した。そんな陳腐な表現で終わらせたくはないけれど、鳥肌が立つほど感動した。「眩しかった」の歌い方が昔のようだった。最後の最後に魂の叫びを持ってくる彼。横山くんの泣きそうな顔、村上くんの何かを噛み締めて涙を飲み込んだ表情、年下組の温かい顔、アイドルらしく振舞っていた大倉くん。だんだんと大きくなる拍手に溢れそうになるすばるくん。全部全部ずるい。やめなければいい。そう思った。

 

 

迎えた生放送三日目。この日はずっとそわそわして、緊張して、まるで4月15日の11時のメールを待っている時の気持ちのようだった。迎えたその時。過去を振り返るシーンでは亮ちゃんが自分とすばるくんの関係性に言及したり、大倉くんが久々にすばるくんと2人で歌った曲をあげたり、可愛かったすばるくんを選んだ村上くん、のびのびとしていたすばるくんの歌声を選んだ安田くん、丸ちゃんも横山くんも本当にすばるくんのことが大好きなんやなぁと思った。いつも通り。そんなふうに思ったし、終わりがすぐそこまで迫ってきているけど、勘違いなんじゃないか。そんなことさえ思えた。

スカパラとのコラボも、すばるくんが本当に楽しそうで、終わったあとにハイタッチまでしていて、そこまで笑顔で見れていたのに。

 

 

選ばれた曲がやっぱりロマネスクだった。並びが7人のMCの位置だった。歌い始めのすばるくんの目はやはり潤んでいた。三馬鹿が歌っている時の丸ちゃんの表情が辛そうだった。そんなことに気づいてしまってもうダメになった。見たくないとも思った。ここで見なければ終わりを迎えずに済む。そう思った。けど、7人が美しくて目を逸らせなかった。

 

 

最後の最後に選ばれたのがLIFE。まだまだ私がファンになる前、関ジャニ∞を認識するずっと昔にテレビ番組でLIFEを初めて演奏する彼らを目にした記憶がある。演奏はめちゃくちゃで、見ているこちらが不安になる、幼いながらにそんな感想を抱いた。

 

力強く誰かの背中を押すこの曲を最後に選んでくれた。しかもその姿は私が過去に見た姿とは全く違う。METROCKで私が目にした彼らの姿とも違う。こんなに変わるのかと思った。

 

村上くんに話を振られたすばるくんは目を潤ませ、これでもかというくらいに目を見開いて涙がこぼれないようにしていた。涙で声を震わせながら語ったのはやはりメンバーや周りへの感謝と、これからの6人に期待してほしいという言葉だった。

 

 

歌い始まってすぐに丸ちゃんと亮ちゃんの様子がおかしいことに気づいた。丸ちゃんの表情はよくわからなったけど、かなり涙声だった気がした。さらに、あれだけレンジャーで前を向いていると、なんなら少し冷たいとこちらが感じてしまうような言葉で奮い立たせていた亮ちゃんが泣いて歌えなくなっている。ダメだった。涙腺が壊れて、止まらなくて、溢れて溢れて仕方がなかった。

 

泣くかもしれないと前日のラジオで言っていた大倉くんは笑顔で、ずっと笑顔で、泣きそうになってた丸ちゃんと目を合わせて、ソロパートでは猛々しく叫び、すばるくんに手を伸ばした。

 

歌えなくなっている亮ちゃんの代わりに歌ってくれた村上くん。良くも悪くも泣きそうなくせに最後まで「関ジャニ∞ 村上信五」として与えられた仕事を全うしていた。

 

横山さんは最後までカメラを直視出来ずに泣きそうになっていた。

 

 

最後まで聞くことが出来ないと思っていた「eighter!!!」という叫びが聞けた。予定調和な場所ではなく、思いが溢れてしまったかのように叫んだ声が、その言葉がファンの名前だった。愛されている、と思った。アイドルとして最後に発した言葉が、その一言だということ。どれだけその事実に救われたか。ありがとう。

 

 

歌い終わってすばるくんがギターを下ろして置いた時、ギターだけじゃなく、今まで背負ってきていた関ジャニ∞としての何かも一緒に下ろしたような気がした。きっと私たちが知っていることも知らないこともたくさん経験してきて、その度にきっと傷ついて悩んで苦しい思いをしてきたはずで。そんなたくさんのしんどいこと全てをその場に置いた気がした。それだけではなくて、関ジャニ∞として他の6人に囲まれて笑っている未来のすばるくんも一緒に置いてしまったんだと思った。

 

 

亮ちゃんや横山くんや丸ちゃんの最後の言葉を聞いている時、1度もその人の方を向くことなく前だけを見据えていた。きっとそうしないと溢れてしまうんやろうなと言うことが分かるくらいに、どれだけすばるくんが関ジャニ∞のことが好きなのかを知ってしまっていたから、尚更辛かった。

 

 

 

 

でも、最後に7人が笑顔で手を振って、すばるくんも笑顔で、会見の時に不貞腐れていた大倉くんが「すばるくん頑張って」とぎりぎり言葉を滑り込ませた時、あぁやっぱりわたしはこの人達のことが好きだと思った。私は関ジャニ∞が好きだと。たった1年と少ししか彼らのことを見ていないけれど、そう強く思わせてくれるほどに彼らは泥臭くて、一生懸命でがむしゃらだった。アイドルって、ジャニーズってもっとキラキラしたものだと思っていた。そんな人間臭さとか、"こちら側"の部分なんて見せないものだと勝手に思っていた。

でも彼らは私が思っていた姿とは全く違っていた。彼らは人間だと、そう思わせてくれた。だから応援したい、厚かましいけど力になりたいと、前向きになる力を貰えているのかもしれない。

 

最後の放送のみんなの感想はどれも温かいものばかりで、どれだけ彼が、彼らが愛されているかわかって、勝手に誇らしかった。どう?私の好きな関ジャニ∞って、渋谷すばるって最高でしょ?って自慢したくなった。

 

 

そう、渋谷すばるは最高なんだよ。ごちゃごちゃ言ってるやつをねじ伏せるような力を持つ圧倒的な歌声、少し苦手なダンス、笑った時に出来る目尻のシワ、少し癖のある襟足、独特なワードセンス、つっこみ、グフフって笑い声、1番楽しかったことに楽屋って答えるほどメンバー思いなところ。挙げ始めたらキリがない。あなたの好きなところはまだまだ挙げられる。こんに見つけられたんだ。あなたを好きな私を消す必要は無い。自分の感情に正解も間違いも無い。

 

 

こんな風に思っていても、まだ6人になった姿を見るのはしんどいし、受け入れられてるかと言われればそうでないような気がする。でも、どんな感情を抱こうとそれは私が関ジャニ∞のことを好きだから抱くものだから、否定して勝手に自己嫌悪するのはやめた。それでもいいんだよと、すばるくんに、関ジャニ∞に言ってもらえている気がした。

 

私が一つだけ願うのは、どうか関ジャニ∞の6人とすばるくんの糸が途切れませんようにということだけだ。

 

 

私が見てきた関ジャニ∞渋谷すばるは無くならないし、嘘ではない。ずっと無くさないし私の中から風化させない。今は少しすばるくんの未来に、6人の関ジャニ∞の未来に期待する気持ちも芽生え始めている。どうか、どうか彼らの未来があたたかく光り輝いているものでありますように。

 

 

すばるくん

まだまだおわらないんでしょう?

永遠なんてない、そう気づかせてくれたあなたなんだから、生きている間に自分のしたいこと、精一杯やってください。

関ジャニ∞を任せろと言ってくれた頼もしいあなたの後輩に、そのグループに私はついていく。

あなたが歌う希望の歌を、いのちの叫びをいつかまた聴けることを楽しみにしています。

あのアウェーのフェスで、関ジャニ∞を好きになるきっかけをくれたのはあなたでした。

ありがとう。

どうかお体に気をつけて。

応援しています。

 

 

 

 

 

 

また会えることを期待して。